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TETTAのTETTAによる研修旅行#2日目


2日目です。
朝、7時に起床し、八時半には月光荘をあとにしました。月光荘は楽しくてフレンドリーで、、また行きます!

そしてこの日は1日目にあきらめた清涼寺に朝っぱらからバスで向かいました。清涼寺を見たらすぐ奈良に行こうと思っていたのででっかいリュックを背負ったままです。


5寺目

清涼寺
嵯峨野にあるお寺。
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光源氏も関係していたり。するんですが、、そんな事はさておきそうです。ここです。あの、生釈迦の家です!
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彼↑です!
彼、清涼寺釈迦如来像は「生釈迦」と呼ばれこちら側の人間に親しまれております。

その所以。。。。 むかしまだお釈迦様が生きているとき、釈迦がちょっと天上界に出張したところ、 優填王というインドの王様とその弟子たちが、淋しくなって造ったものと言われております。そんな事もつゆ知らず90日後に帰ってきた釈迦。。。「そっくり!!」と言った。というか生き写しで造ったのでそっくりなのです。そんな伝承が残っているので、インドを訪ねた奝然はこの伝説の像を模刻して日本に持ち帰ったわけです。
しかも、本物とコピーをすり替えて、、、、
つまり三国伝来(インド〜中国〜日本)の釈迦如来として有名な方です。しかも、昼は奝然が、夜は釈迦如来像が、、みたいに交代で、日本までの道をやってきたとか。。。そう言った内容が詳しく霊宝館にて確認できます。
ちなみに、こちらの霊宝館には丈六の阿弥陀三尊も。平安時代に生まれた方達は国宝でした。脇侍の菩薩たちは肩幅の割にくびれがすごく、逆さん体型。そしてそのお向かいにいる文殊菩薩と普賢菩薩は獅子、白象にしっかり乗ってますが、普賢に関しては座り方からみてもともと帝釈天として造られたものと推定されるとか、、、
霊宝館はとても興味深いものばかり、お釈迦様の内容物もいっぱいみれます。
生釈迦、じつは体内に五臓六腑のぬいぐるみが入っていて、その模造品が釈迦がいらっしゃる本堂横と、霊宝館に展示されています。本物は胎内に戻しているとか。↓これ(良かった。ちょっと安心)
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しかも、ちゃんと歯も埋め込まれてるし、鼻も耳も貫通していて、脳みそとしての鏡もしっかり入ってるとか。生への追求力がすごい。

そして、この釈迦のすごいのが、じつは、、、、小さな正倉院と呼ばれているほどおなかの中に沢山の物品が入っていて、その数250(26品目)だったそうです。霊宝館で一部が見れます。
サインも頂きました。
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そして、サイン待ちの札
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今月、2度目の「33」という数字との出会い。観音に見守られてるんだなーとおもいます。

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釈迦の真後ろ、本堂の後ろから写経場へと渡り廊下が続いてるのですが、ここで中庭が鑑賞できます。
その先の写経場の前に、ミニ写経場があって、そこでは「南無釈迦牟尼」の短い写経が出来ました。50文字なかったくらいです。せっかくなので参加。
朝からあさってせかせか動いていたのでなんだか和めて良かったです。

そして、たまたまだったのですが、この2日目・4月19日は「お身拭いの日」!!
(きのう、行けなくなったのも、もしかしたら私にこれを見せたかったのかしら!釈迦が!)
しかし、14時から、、まだ11時。。。という事で、入り口のおばちゃんがあとで戻って来たらいいよ。といってくれたので、本当はこのあと奈良コースを変更して、年に一度の行事に参加させていただくことになりました。
待ち時間は嵯峨野周辺を回る事に。。

そして、年に1度のお身拭い。お身拭いとは、読んで字のごとく、仏像のお体を拭く事です。
待ってました!
いい声の声明、その中でふきふきされる生釈迦、そして、鳴り響く雷鳴(晴れてるのにゴロゴロ)、なぜか、強風!なんだろう、なんかすごかったとしか言いようがない光景でした。
お身拭いの終わった生釈迦は、朝見たときよりも、確実にすっきり!感漂ってました。ついでに私の心の垢も飛んでってくれた気がしなくもない。
ちなみに、4月19日がお身拭いDAYになったお話もシュールで面白いのですが、それはお寺に行ってみてみてくださるとよろしいかと思います。


6寺目

大覚寺
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生釈迦のお身拭い待ちのため、近くの旧御所である大覚寺にお邪魔しました。
旧御所ってすげーーー池でかーーーーーー!
きーーーもーーーちーーーいーーーーーーいーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
けど、なんかこんな広い大地に一人きりだなと思って淋しくなって、ここらで退却。。。

こちらのご本尊は五大明王
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ただいま霊宝館で特別公開中でした。鎌倉〜室町時代、そしてこの5人は2年前まで代わりばんこに入院してたので一時期、57年も離ればなれだったとか。
この5名の他にもややちいさめな御厨子入り五大明王がいらっしゃいます。そちらは平安時代、明円作でした。
もちろんサインももらいましたよ。
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7寺目

嵯峨野をうろうろしたあとは、わたしが行かなくてはならない場所。現在進行中の作品のもと担ってるお寺に足を運びます。
蓮華王院三十三間堂
人生で何度きてるんだから覚えてないのですが、少なく見積もって5回目だったかと。
有名すぎる場所、1001体の千手観音と二十八部集、風神雷神。とにかくすごすぎるこちら。
当時の仏師たちが何年もかけて築き上げた仏像群。
慈悲に満ち満ちていて、わーーーーーーーーーーーーーーーーーーですね。
そんなみんなのサインです。
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今回は第五一〇号さんが気になりました。伝運慶作という、こちらのかた、、、
周囲の菩薩像より一回り小さく、困り顔!なんと愛らしいの!小さいとかちょっと親近感だし!
ぜひ、探してください!すごい見つかりやすいとこにいらっしゃいます。

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そして、京都に来て初の記念撮影も果たしました。

三十三間堂を最後にこの日の寺時間が終了。17時でした。
せっかくなのでお向かいの京都国立博物館にもよってみる事にしました。
「法然の生涯と美術」と言う展示がおこなわれていました。法然さんと言えば、「南無阿弥陀仏」唱えまくって武士とか庶民のアイドル的存在にになった方です。
そんな生涯の話を中心に展示空間が繰り広げられてました(主に書物)。もうちょっと、立体が見たかったというのが本心です、あの入場料的に。。

二日目の道程は青くしてみました。奈良どっちだっけ、、下?
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そして、2日目の宿は奈良のUGAYA。とてもキレイなゲストハウスでした。
オーナーも仏像好きだったのでおいてある本が、うちの本棚とそっくりだったという事を今発表させていただきます。

この日1日、でかいリュックを背負って歩きまくって(走ったりもした)ので体中痛くなってました。
そのおかげで、夜は一瞬で落ちました。
by teta_bouddha | 2011-04-25 20:52 | bouddha


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